お坊さんになった理由(わけ)

どうしてお坊さんの修行に入ったの?

会社で同僚の社員がお客さんを怒らせて解決できなくなったトラブルを担当することになり、精一杯努力して解決しました。すると、次のトラブルも担当させられました。幾つものトラブルを解決するうち、精神的にタフに成る必要性を感じ、精神修養を考えました。そこで、心理学などの精神修養も考えましたが、あるお寺ではお葬式より、困った人の相談にのり、人助けをしておりました。そこで、僧侶になる修業の方が良さそうに思い、お坊さんになるための修行の道場に入らせてもらいました。

どうしてお坊さんはお経をあげただけでお布施を頂いていいの?

私が三十年以上前、お寺に山務させていただくことが決まった頃、「何故に、お坊さんはお経をあげただけでお布施を頂いて良いのか」理解できず悩んでいました。
ある日、庭掃除をしている時、「知識を教えることが主たる仕事である学校の先生でも給料がもらえ、自然や社会について研究しているだけで人の役に立つかどうかわからない人達もお金がもらえているのだから、(人々の心が安らぐための教えである)お経をとなえれば お釈迦様の代わりに教えを説いたことになり 当然お布施を頂いていいのかもしれない。」と思い始めました。

お坊さんのお布施をいただける資格ってあるの?

お釈迦さまは「農夫は、畑を耕して、実った作物を収穫する権利がある。」ように「出家者は修行によって心を耕しているので、お布施を頂いてもよいのだ。」と言われたそうです。だから、現代のお坊さんも修行を積んで心の力を高めれば、人からお布施を頂いてその心の力を分け与える事が出来ます。
そこで、修行を積むということが「お坊さんがお布施をいただける」必要条件になるのかもしれません。 

どうしてお坊さんの仕事についたの?

会社に入った頃から他人のやらない事をやりたかったのです。でも十年以上勤務し、希望しても、最新の分野の研究に携わる機会が与えられませんでした。そこで、一人でも出来る「科学や技術の発達した現代から見て、仏様の教え・仏教は過去のものか時代遅れのものか。」を考え直してみたいと思いました。それまでも、お釈迦様の教えは非常に自然科学的なので、多くの人にそのことを解ってもらいたいと思っていました。そして、「教えを《科学的な事実を認識するように受け入れて、実践するように》なってもらえるよう」働き掛ける能力を身につけたいとも思っていました。その上、必ず多くの教えを科学的に理解することが可能であると思っていました。すでに、教えの一部は現代の人々の為になると実感しておりました。 
しかし、会社に勤とめていくら研究しても、心や運勢など物質化されない事柄は理解できないでいたのです。お坊さんは心の問題も取り扱うので、お寺にくれば何かがわかると思ったのです。そこで、当初、あのようにお布施を頂くことに疑問を抱いていたのに、それでも僧職についたのです。お釈迦様の教えの基本(例えば、因果応報・因縁果報 全ての事は原因があって起こり、理由無くして物事は生じない)は非常に自然科学的なのです。 

どういう教えを弘めたいの?

真理と特許とお釈迦様の教え
発明・発見のうち、直接的に人々の役に立つことに関して出願し、独創性が認められたものが特許です。特許として認められると、独占的な権利が一定期間認められ、その権利の売買・利用権の承認なども認められます。法律で保護されています。
そして、大変な努力の結果、真理を解明し、得られるのが発明・発見なので、時には報酬として名誉やお金(生活費・財産)が得られると思われます。
お釈迦様も「人の心に安らぎを与えたい」「そのためにはどうしたらよいのか」と考え・悩み、長い期間修行し、その結果、菩提樹の下でお悟りを開かれました。すなわち、真理を発見し、(それに基づく生き方を)教えとして人々に説いたのです。その結果、生活するための物が布施され、修行をする所としてお寺(精舎)も寄付されたのでした。
すなわち、真理の扉を僅か開けて発明・発見がなされ時には特許も取得され、真理の扉を大きく開けてお釈迦様のお悟りが開かれました。

真理にベールが掛かっているのではなく、人の心にベールがかかっている。
真理に霧が掛かっているのではなく、人の心に霧が掛かっている。

天動説  自分達に見える事が真実だと誤解したため、天が動いていると思い込んでしまっていたのです。
地動説  星などの天体をよく観察して客観的に考えたら、地球が動いている事がわかったのです。

「自分が感じられる通りの事が真実である」と思い込むことが多いので、謙虚に客観的に物事を理解する努力が必要なのです。

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